日本医科大学:不合格にならないための対策
このページでは日本医科大学の受験情報を掲載しています。
日本医科大学の受験会場について
一次試験は日本医科大学武蔵境校舎(JR中央線武蔵境駅南口より徒歩2分)での受験。
二次試験は日本医科大学医学部教育棟(東京メトロ千代田線千駄木駅、根津駅より徒歩8分)での受験となります。
日本医科大学の受験科目
日本医科大学の一次試験は外国語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と30分程度のグループ討論、10分程度の面接となります。
グループ討論は面接官3人と受験生6人で行われています。
面接は面接官3人に受験生1人の個人面接です。
日本医科大学の数学
日本医科大学の数学は数3Cまでの範囲で例年大問3題の構成となっている。
記述式である。
日本医科大学の数学といえば少し前までは私立医大トップクラスの難易度で、50%程度の得点でも合格ラインとなっていたが、近年は易化傾向にある。
ただし、易化傾向にあるとはいっても受験の典型問題といった問題はあまり見られず、他大学では見慣れない形式の問題や解答に時間の掛かる問題が多い。
よって、厳しい問題である事は間違いない。
典型問題が見られないという事は思考力を試されるという事だが、一つだけ解答の手がかりになるものがある。
それが問題中の誘導だ。
日本医科大学の数学はこの誘導に上手に乗っていけるかどうかが重要。
また大問中にある最初の問題の解答がその後の問題を解くうえで重要となるので出足でつまづかない事が求められる。
誘導形式の問題は慣れていないと戸惑うので過去問を活用して慣れておく事。
出題者の意図がどういったものであるかを考えて解いていくと良い。
日本医科大学の英語
日本医科大学の英語は長文3題と英作文1題での構成が基本構成。
記述・選択式である。
英作文に関しては1行程度の日本語を英訳する形。
年度によっては長文の中に空所が設けられ、前後の文脈から適切な文章を作文しなければいけない事も。
英作文自体は基本的な文法事項が理解できていればそれほど難しいものではないが、その分差がつきにくいので落とさないようにしっかり対策をしておく必要がある。
日本医科大学の英語で勝負を分けるのは何といっても長文読解。
なかでも和訳問題と空所補充が差がつきやすい。
和訳問題は構文的な理解が身についていないと、点数は望めない。
基本的な事ではあるが節、時制、主語、目的語などしっかり把握して読み込む習慣を日頃から養ったうえで、日本語として不自然ではない言葉で解答用紙に記述できるよう訓練しておこう。
空所補充は類似単語、同意単語などを受験生に自由に記述させる日本医科大学独特の形式。
語彙力を増やしておく必要がある。
日本医科大学の英語は総合力を問う問題で難易度的にはやや難しいレベル。
語彙力の強化、構文の確実な理解および解答用紙にアウトプットする訓練はすぐに出来るものではない。
日本医科大学を志望校とする場合は少しでも早い段階からこうした対策に取り組んでおこう。
日本医科大学の化学
日本医科大学の化学は大問4~5題での構成。
解答は記述式である。
日本医科大学の化学は難問・奇問といった類の出題こそ見られないものの、年に数校しか出題されないCODの問題まで出題されているため、幅広い分野の知識を身に付けていることが求められる。
計算問題や実験問題が多めに出題される。
分量も多く、計算にも手間がかかるため受験当日の時間配分は要注意だ。
日本医科大学の物理
日本医科大学の物理は大問4題での構成。
原子をのぞくほぼ全分野からまんべんなく出題されている。
解答は穴埋め式である。
難易度的には標準レベルではあるが、数問難題が混在している。
難問につかまってしまうと時間が厳しくなるため、問題を解いていく順番には気を配りたい。
解答は答えのみを記入する形式であるため、ケアレスミスには特に注意したい。
日本医科大学の生物
日本医科大学の生物は大問3題での構成。
解答は記述・選択式である。
日本医科大学の生物は生態系の分野も含む生物全範囲から複合的に問題が出題される。
標準問題中心ではあるが範囲が広いため負担は軽くない。
図の読み取りや実験考察問題の出題が多いため、そうした問題には数多くあたって吸収しておこう。
日本医科大学の生物で基準点を取るためにはこうした標準問題は確実に得点した上での+αが求められる。
そのカギを握るのが論述問題だ。
例年字数制限のない論述での解答を求められる問題が2題程度出題される。
字数制限こそないものの解答用紙には2行程度しか解答欄が与えられていないので端的に要約する力が求められる。
当然一朝一夕で論述力は身に付かないので、日医を第一志望とする場合は語句の意味を明瞭に記述出来るように訓練をしておく必要がある。