日本医科大学:不合格にならないための対策
このページでは日本医科大学の受験情報を掲載しています。
日本医科大学の受験会場について
一次試験は日本医科大学武蔵境校舎(JR中央線武蔵境駅南口より徒歩2分)での受験。
二次試験は日本医科大学医学部教育棟(東京メトロ千代田線千駄木駅、根津駅より徒歩8分)での受験となります。
日本医科大学の受験科目
日本医科大学の一次試験は外国語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と30分程度のグループ討論、10分程度の面接となります。
グループ討論は面接官3人と受験生6人で行われています。
面接は面接官3人に受験生1人の個人面接です。
日本医科大学の数学
日本医科大学の数学は数3Cまでの範囲で例年大問3題の構成となっている。
記述式である。
日本医科大学の数学といえば少し前までは私立医大トップクラスの難易度で、50%程度の得点でも合格ラインとなっていたが、近年は易化傾向にある。
ただし、易化傾向にあるとはいっても受験の典型問題といった問題はあまり見られず、他大学では見慣れない形式の問題や解答に時間の掛かる問題が多い。
よって、厳しい問題である事は間違いない。
典型問題が見られないという事は思考力を試されるという事だが、一つだけ解答の手がかりになるものがある。
それが問題中の誘導だ。
日本医科大学の数学はこの誘導に上手に乗っていけるかどうかが重要。
また大問中にある最初の問題の解答がその後の問題を解くうえで重要となるので出足でつまづかない事が求められる。
誘導形式の問題は慣れていないと戸惑うので過去問を活用して慣れておく事。
出題者の意図がどういったものであるかを考えて解いていくと良い。
日本医科大学の英語
日本医科大学の英語は長文3題と英作文1題での構成が基本構成。
記述・選択式である。
英作文に関しては1行程度の日本語を英訳する形。
年度によっては長文の中に空所が設けられ、前後の文脈から適切な文章を作文しなければいけない事も。
英作文自体は基本的な文法事項が理解できていればそれほど難しいものではないが、その分差がつきにくいので落とさないようにしっかり対策をしておく必要がある。
日本医科大学の英語で勝負を分けるのは何といっても長文読解。
なかでも和訳問題と空所補充が差がつきやすい。
和訳問題は構文的な理解が身についていないと、点数は望めない。
基本的な事ではあるが節、時制、主語、目的語などしっかり把握して読み込む習慣を日頃から養ったうえで、日本語として不自然ではない言葉で解答用紙に記述できるよう訓練しておこう。
空所補充は類似単語、同意単語などを受験生に自由に記述させる日本医科大学独特の形式。
語彙力を増やしておく必要がある。
日本医科大学の英語は総合力を問う問題で難易度的にはやや難しいレベル。
語彙力の強化、構文の確実な理解および解答用紙にアウトプットする訓練はすぐに出来るものではない。
日本医科大学を志望校とする場合は少しでも早い段階からこうした対策に取り組んでおこう。
日本医科大学の化学
日本医科大学の化学は大問4~5題での構成。
解答は記述式である。
日本医科大学の化学は難問・奇問といった類の出題こそ見られないものの、年に数校しか出題されないCODの問題まで出題されているため、幅広い分野の知識を身に付けていることが求められる。
計算問題や実験問題が多めに出題される。
分量も多く、計算にも手間がかかるため受験当日の時間配分は要注意だ。
日本医科大学の物理
日本医科大学の物理は大問4題での構成。
原子をのぞくほぼ全分野からまんべんなく出題されている。
解答は穴埋め式である。
難易度的には標準レベルではあるが、数問難題が混在している。
難問につかまってしまうと時間が厳しくなるため、問題を解いていく順番には気を配りたい。
解答は答えのみを記入する形式であるため、ケアレスミスには特に注意したい。
日本医科大学の生物
日本医科大学の生物は大問3題での構成。
解答は記述・選択式である。
日本医科大学の生物は生態系の分野も含む生物全範囲から複合的に問題が出題される。
標準問題中心ではあるが範囲が広いため負担は軽くない。
図の読み取りや実験考察問題の出題が多いため、そうした問題には数多くあたって吸収しておこう。
日本医科大学の生物で基準点を取るためにはこうした標準問題は確実に得点した上での+αが求められる。
そのカギを握るのが論述問題だ。
例年字数制限のない論述での解答を求められる問題が2題程度出題される。
字数制限こそないものの解答用紙には2行程度しか解答欄が与えられていないので端的に要約する力が求められる。
当然一朝一夕で論述力は身に付かないので、日医を第一志望とする場合は語句の意味を明瞭に記述出来るように訓練をしておく必要がある。
岩手医科大学:不合格にならないための対策
このページでは岩手医科大学の受験情報を掲載しています。
また、岩手医科大学の現役浪人比率や医師国家試験合格率、家賃の相場などは以下のリンクでお伝えしています。
→岩手医科大学の現役浪人比、国家試験合格率、学費、家賃の相場
岩手医科大学の受験会場について
一次試験は岩手医科大学(矢巾キャンパス)、東京(TKP市ヶ谷カンファレンスセンター)、大阪(大阪ガーデンパレス)、札幌(ポールスター札幌)、福岡(エルガーラホール)での受験。
二次試験は岩手医科大学(矢巾キャンパス)、東京(ベルサール神田)での受験となります。
岩手医科大学の受験科目
岩手医科大学の一次試験は英語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と15分程度の面接となります。
面接は面接官2人に受験生1人の個人面接です。
面接は圧迫面接ではなく和やかな雰囲気で行われるが、予定時間より15分程度早まることも。
そのため、面接会場には少し早い到着を心掛けたい。
岩手医科大学の数学
岩手医科大学の数学は数3Cまでの範囲で大問3題程度での構成となっている。
解答は記述穴埋め式である。
岩手医科大学の数学は広い範囲から幅広く出題されている。
一応、場合の数・確率、微分積分が頻出ではあるが、全範囲穴なく仕上げておくことが必要。
例年大問の3問目に一筋縄ではいかない時間を要する問題が出題されるため、60分という試験時間は決して余裕のあるものではない。
岩手医科大学の数学は複数単元にまたがった総合問題へと変貌した。
そのため受験数学の頻出問題を解けるだけでは合格点を取る事が難しい。
総合問題に慣れるために国公立上位校の問題をこなして総合力を養っておくと良いだろう。
岩手医科大学の英語
岩手医科大学の英語は毎年同じような構成。
短めの長文読解2題と空所補充タイプの文法問題、整序英作文と和文英訳である。
解答は記述・マーク併用。
岩手医科大学の英語は難易度的には高くない。
受験の頻出問題で一通り弱点をなくしておけば通用する。
長文読解も実際には空所に適語を補充する文法問題であり、読解力や文脈の把握、行間を読む力は必要とされない。
医系単語も必要ないと言って良い。
長文読解の空所補充には適語をそのまま補充するものと、必要に応じて語形を変化させて補充するものに分かれており、勝負を分けるのは後者だ。
岩手医科大学の化学
岩手医科大学の化学は大問4~5題での構成。
解答は記述穴埋め式である。
例年教科書レベル~入試頻出問題中心の出題で傾向に変化が見られない。
理論分野の計算でやや複雑な計算問題が出題されるので充分に対策を練っておこう。
傾向に変化が見られず、難易度が高くないという事で高得点必須。
ケアレスミスが命取りになる。
岩手医科大学の物理
岩手医科大学の物理は大問3題での構成。
解答は記述式である。
基本問題中心の構成で難易度は高くはないが、他大ではあまり出題されない原子分野からの出題も見られるので要注意。
基本問題中心なのでミスは許されない。
高得点の争いとなる。
記述式であるので単位の付け忘れなどで点を落とす生徒が散見される。
不注意を自覚している生徒は日頃から丁寧な回答作りを心掛け、当日にミスが出ないようにしておこう。
岩手医科大学の生物
岩手医科大学の生物は大問3題での構成。
解答は記述、マーク併用である。
難問はなく教科書~頻出受験問題レベルの用語確認や実験考察中心。
過去問と類似した問題も頻出しているので過去問は有効活用しよう。
計算問題も出題されるので、問題集レベルの計算問題はしっかり解けるようにしておく事。
教科書を中心に問題集を活用すれば対策可能な問題であるため、高得点必須。
杏林大学医学部:不合格にならないための対策
このページでは杏林大学医学部の受験情報を掲載しています。
また以下のリンクで杏林大学医学部の現役浪人比、学費、医師国家試験合格率、家賃相場などをお伝えしています。
→杏林大学医学部:学校情報
杏林大学医学部の受験会場について
一次試験は杏林大学三鷹キャンパスもしくは五反田TOCでの受験。
二次試験は杏林大学三鷹キャンパスでの受験となります。
杏林大学医学部の受験科目
杏林大学医学部の一次試験は英語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2分野4科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と面接になります。
面接は個人面接形式。
受験生1人に対して面接官2人で時間にして約10分。
和やかな空気で行われることが多いようです。
杏林大学医学部の数学
杏林大学医学部の数学は数3Cまでの範囲で近年は大問3~5題構成。
解答はマークシート式である。
確率からの出題が少ないという特徴がある。
微分積分は必須。
60分という制限時間では完答するのが難しい。
例年非常に時間を要する問題が混じっており、そこで詰まってしまうと時間が厳しくなる。
時間の掛かる問題は捨てて、解ける問題を確実に解くことが杏林大学医学部の数学を乗り切るための重要な要素である。
また、上手に誘導に乗ることが出来るか否かがマークシート方式のポイントなので、誘導型の問題に慣れておく必要がある。
杏林大学医学部の英語
杏林大学医学部の英語は長文2題と会話文、正誤問題、文法・語法を問う空所補充問題の構成。
解答は全問マーク式である。
試験時間が60分と短いため、文法問題、正誤問題をスピーディにこなす必要がある。
そのためには文法問題、正誤問題に必ず含まれる難問を切り捨てる勇気が必要。
数学でもそうだが杏林大学医学部で合格を勝ち取るためには、難問が出題されてもビクつかない度胸が必要だ。
解けない問題は周りも解けないと割り切って進めていこう。
長文2題は医系単語を学習していても見覚えのない単語が頻出するため一見難しく感じるが、筆者の伝えたいことをくみ取れば単語がわからなくても正答を選択できるようになっている。
そのためには日頃から、見慣れない単語が出たときにいちいち辞書を引くのではなく、筆者が何を伝えたいのかという事を意識して文脈を追い、一通り読み切る訓練が効果的。
杏林大学医学部の化学
杏林大学医学部の化学は大問3~4題という構成。
解答は全問マーク式である。
難易度は基本~標準レベル。
杏林大学医学部の問題としては異例ともいえる基本問題中心の構成。
範囲はまんべんなく出題されるが、内容自体は教科書レベル~受験頻出問題で対応可能。
これだけ基本的な問題だと当然高得点必須。
ケアレスミスは命取りになるので、日頃から雑な解答をしないようケアレスミスの防止に努めておこう。
杏林大学医学部の物理
杏林大学医学部の物理は大問4題での構成。
解答は全問マーク式である。
難易度は標準レベルであるが、一部問題条件に一工夫加えられて難しいものも含まれる。
また大問の中で問題が進むにつれて難度が高くなる傾向がある。
試験時間にあまり余裕がないので、解ける問題から確実に解く事。
2012年から難易度が下降傾向にあるため、標準レベルの問題が増えている。
とは言え難問も含まれてはいるので、解けない問題が出てきても慌てず他の問題に移る事。
杏林大学医学部の入試はそういうものなんだというくらいに思っておけば良い。
杏林大学医学部の生物
杏林大学医学部の生物は大問2~3題での構成。
解答は全問マーク式である。
以前は難問が多数含まれていたが2012年から難易度が下がり標準問題中心となった。
そのため、求められる得点も上がったと考えてよい。
杏林大学医学部の生物は私立医学部の生物としてはめずらしく頻出分野とそうでない分野に分かれている。
範囲が広くないかわりに深い理解を求める問題が多く、実験考察やグラフの読み取り等が中心となる。
図説などを用いて理解を確実なものにしておこう。
また、生物でも杏林大学医学部らしく、難問が1~2問混じっているので、受験前から「解けない問題が混じっている」くらいに認識しておくと良いだろう。
帝京大学医学部:不合格にならないための対策
このページでは帝京大学医学部の受験情報を掲載しています。
帝京大学医学部の受験会場について
一次試験、二次試験ともに板橋試験場での受験となります。
帝京大学医学部の受験科目
帝京大学医学部の一次試験は英語、2Bまでの数学、物理・化学・生物、国語の中から任意の3科目選択で行われます。
二次試験は英語の長文読解と5分程度の面接となります。
面接は面接官1人に受験生1人の個人面接です。
帝京大学医学部の数学
帝京大学医学部の数学は数2Bまでの範囲で大問6題での構成。
6題中1題が必須問題で残り5題の中から3題を選択して解答する形。
解答は記述式である。
帝京大学医学部の問題は任意選択の3題でどの問題を選択するかが鍵を握る。
問題の難易度にはバラつきがあり、選択を誤ると思わぬ差がついてしまう。
解きやすい問題と時間の掛かる問題を即時見分けられるよう数学力を高めておこう。
数学は範囲が2Bまでなので受験はしやすいが、難易度自体は低くないので過去問を数年分解いてみて難しいと感じるようであれば受験科目から外すのが賢明だ。
帝京大学医学部の英語
帝京大学医学部の英語は大問6題での構成。
長文1題が必須で残り5題から3題を選択して解答する形。
解答は記述とマークの併用式である。
数学同様任意の3題での選択が鍵を握る。
選択5題の中には読解も含まれているが、読解を選ばない事も可能。
しかし、読解が苦手という理由で読解以外の文法問題を選択するのはお勧めできない。
解答するのに時間はかかるが難易度自体は読解問題の方が低いからだ。
文法問題には例年いくつか難問が含まれているので、どうしても読解を避けるのであれば語法やイディオムを強化しておこう。
帝京大学医学部独特の180分3科目受験ということで、どの大問を選択するかは他教科との時間の兼ね合いや自身の英語の得意分野などから事前に考えておく必要がある。
帝京大学医学部の化学
帝京大学医学部の化学は大問5題での構成。
1題が必須問題で残り4題から3題を選択して解答する形。
解答は記述式である。
問題ごとの難易度にそれほど差がないので解きやすい問題を選択すると良いだろう。
難易度的には標準レベル。
受験の頻出問題が中心なのでとっつきやすくはあるだろう。
問題が選択式なので得意分野を選べそうに思えるが、実際は複数の分野にまたがった出題となっているので、全範囲を勉強しておかないと高得点は望めない。
また空所補充形式の問題でやや細かい知識問題があるため、頻出用語を一問一答形式でまとめておくと良いだろう。
帝京大学医学部の物理
帝京大学医学部の物理は大問5題から4題を選択して解答する形。
解答は記述式である。
必須問題がないため問題選択が一層重要となるように思えるが、実際はどの問題を選んでもあまり差は出ない。
むしろ問題選択に時間をかけすぎない事が重要だ。
難易度は標準レベルで受験の典型問題が中心だが、例年何問かは目新しい問題が出題される。
原子分野の出題はほとんどないがその他の分野からは幅広く出題が見られる。
日頃の学習で難問に取り組む必要はないが、標準問題程度であれば苦手と言える分野がないくらいまでは学習を進めておくこと。
典型問題をしっかりと点数に結び付けられるように準備をしておこう。
帝京大学医学部の生物
帝京大学医学部の生物は大問5題から4題を選択して解答する形。
解答は記述とマークの併用式である。
計算が苦手であれば計算の出る大問を避ける事は出来るが、計算自体は難しくない。
また、計算問題を避けるとその分難しい知識問題を多く解かなければならなくなるので注意が必要だ。
問題の難易度自体は高いものではないが、生態系分野まで範囲に含むので楽ではない。
細胞・遺伝関連は同傾向の問題が頻出しているので過去問をよく見ておこう。
帝京大学の国語
帝京大学医学部の国語は必須の現代文1題と現代文・古文・漢文から2題を選択して解答する形。
解答は記述式。
現代文は漢字、文学史、文中からの語句抜き出しなど出題形式は様々。
問題数が少ないため一つ間違えると大きな失点になる。
ただし、正しい現代文の解法を身に付けておけば高得点を取る事も可能な内容。
古文は文法を重視した読み方が得点に直結する。
この辺りは他学部受験の古文とは傾向が異なるので、大きな意味をつかむ本格的な読解よりも、文法に忠実に一文一文丁寧に読解することを心掛けよう。
漢文はきわめて基本的な内容。
標準的な問題集を1冊仕上げておけば問題ない。
東京医科大学:不合格にならないための対策
このページでは東京医科大学の受験情報を掲載しています。
東京医科大学の受験会場について
一次試験は東京医科大学または丸ノ内線西新宿駅そばのベルサール新宿グランドでの受験。
二次試験は東京医科大学での受験となります。
東京医科大学の受験科目
東京医科大学の一次試験は外国語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と10分程度の面接となります。
面接は面接官3人に受験生1人の個人面接です。
面接は受験番号順に行われるため、受験番号が後ろのほうになると待機時間が長くなります。
願書を早く提出する事で受験番号が前になるので東京医科大学志望の場合は早めに願書を提出しましょう。
東京医科大学の数学
東京医科大学の数学は数3Cまでの範囲で大問2~4題+小問集合問題という構成になっている。
マークシート式である。
問題の難易度自体は標準的で、受験数学の典型問題が多数を占める。
ただし、問題は標準的でも60分という試験時間内で解答しきるにはかなり時間が厳しい。
見直す時間はほとんどないであろう。
見直しが出来ないにもかかわらず高得点が必要な難易度なので、見直し無しでも正確な計算が出来るよう日頃から意識を持って取り組んでおこう。
とにかく時間との勝負なので、問題を見てすぐ手が動く事が望ましい。
マーク式の問題集や標準レベルの問題集を繰り返しやり込み、問題に慣れておこう。
東京医科大学の英語
東京医科大学の英語は大問5題構成。
内容的には発音・アクセント、文法・語法、会話、長文読解2題である。
会話文は前年度までは整序英作文だったので、以前どおりに戻る可能性もある。
発音・アクセントに関してはメジャーなものしか出ないので特別な対策は必要ない。
解答はマークシート式である。
難易度的には難問の類は見当たらず標準的なレベル。
ただし、長文読解の解答形式にクセがあり、空所の中に多数の選択肢の中から正答を選び出す形になっている。
こうした解答形式の場合はまず確実に正答出来る問題から空所補充をしていき、ややこしい選択肢を減らしていくことが肝要だ。
東京医科大学の過去問でこの形式に慣れておこう。
また、長文の内容は医系の文章が多いので、演習を重ねる事で医系英語にある程度慣れておくことが望ましい。
東京医科大学の化学
東京医科大学の化学は大問5題構成。
解答はマークシート式である。
問題の難易度自体は標準的なものなので高得点を取っておきたい。
そのカギとなるのが〔1〕の誤文選択問題。
誤文を選ばせるものだが、選択肢の中に誤文が含まれているとは限らず「誤りはない」の選択肢があるため、しっかりとした理解がないと正答出来ない。
また他にも「誤っているものをすべて選べ」といった確実な理解を問う出題もあり、しっかり理解している生徒とそうでない生徒とではかなり点数に開きが出るので要注意。
東京医科大学は理科の出来が勝負をわけるのでそのつもりで受験に臨もう。
東京医科大学の物理
東京医科大学の物理は大問4~5題での構成。
解答はマークシート式である。
問題の難易度は他科目同様に標準レベルだが、解答は数値計算で答えのみの記入であり途中点が無いため、最終的な数値を誤るとまったく得点にならない厳しい形式と言える。
さらにマークシート式の試験には珍しく、途中に誘導がまったくないので解答への道筋を自分で立てなければならない。
全体を通して素早い式化と計算力が求められるので、受験物理の標準問題を誘導なしで解ききれるよう訓練をしておこう。
なお、例年原子分野まで出題があるので注意が必要だ。
東京医科大学は理科の出来が勝負をわけるのでそのつもりで受験に臨もう。
東京医科大学の生物
東京医科大学の生物は大問4題での構成。
解答はマークシート式である。
問題の難易度は標準からやや難しめ。
さらに文章量が多く、時間配分には気を配る必要がある。
例年最初に高校生物全分野の理解度を問う正誤問題が出題される。
大問2以降は実験考察や知識問題など。
考察問題ではあまり見たことのないような内容が出題されることもある。
落ち着いて解答すれば解ける問題ではあるが、落ち着けるかどうかは時間配分との兼ね合いになる。
そのためには最初の正誤問題に時間を取られ過ぎないことが重要になる。
頻出の遺伝分野では難易度の高い問題も出題される。
標準レベル以上の問題にも取り組み対策をしておこう。
東京医科大学は理科の出来が勝負をわけるのでそのつもりで受験に臨もう。
金沢医科大学:不合格にならないための対策
このページでは金沢医科大学の受験情報を掲載しています。
なお、こちらの記事で金沢医科大学の現役浪人比率、医師国家試験合格率や学費、家賃の相場などについてお伝えしています。
金沢医科大学の受験会場について
一次試験は金沢医科大学、首都圏生徒は五反田TOCビル本館での受験可能。
二次試験は金沢医科大学での受験となります。
金沢医科大学の受験科目
金沢医科大学の一次試験は外国語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と9分+20分程度の面接となります。
面接は面接官2人に受験生4人のグループ面接です。
さらにモニターで討論の様子をチェックしている面接官が別室にいます。
金沢医科大学の面接はかなり独特で、事前に9分間課題文を読む時間が与えられ、その課題文について討論を行います。
金沢医科大学の数学
金沢医科大学の数学は数3Cまでの範囲で大問2~4題程度での構成となっているが、実際は小問の集合で構成されている。
解答は全問マーク式である。
難易度は標準レベルだが60分という試験時間にしては問題量が多い。
中でも図形に絡めた問題が比較的多いため、図形の把握に時間がかかるようだと厳しい時間がより一層厳しくなるだろう。
出題自体は受験数学の標準的なものが中心なので、標準レベルの問題集をしっかりこなしておこう。
ただし、図形・グラフ関連の問題はもうワンランク上の問題に慣れておいたほうが良い。
金沢医科大学の英語
金沢医科大学の英語は大問5~7題と幅がある。
解答は全問マーク式である。
受験レベルを超えるような語彙力は求められないが、数学同様試験時間60分にしては問題量が多い。
難易度は標準レベルだが文法、アクセント、発音、会話、読解まで幅広く英語力が問われる。
センター試験に似た形式の問題であるため、センター試験の問題を数多く解いておくと良い。
難易度が高くなく、さらにマーク形式であるため高得点を獲得しておきたい。
勝負を分けるのは読解問題。
その中でも3~4行の文章の構造的理解力を問う整序問題や指示語に対応する動詞などを選択させる問題だ。
日頃から構文を意識して文章を読み進めるよう意識付けをしておこう。
金沢医科大学の化学
金沢医科大学の化学は小問集合問題30問弱での構成。
解答は全問マーク式である。
難易度は標準レベル。
範囲的には全範囲からまんべんなく出題されるが、問題自体は入試の定番問題中心。
問題集・過去問を繰り返し演習し、弱点が無いようにしておこう。
また、まんべんなく出題はされるがその中でも重点が置かれているのは理論化学。
溶解度・濃度や酸と塩基の反応、酸化・還元、電池・電気分解などは確実に身に付けておく事。
高得点必須の問題なのでケアレスミスは致命的。
問題はしっかり読むこと。
金沢医科大学の物理
金沢医科大学の物理は大問4題での構成。
解答は全問マーク式である。
難易度は標準レベル。
範囲的には原子を除く分野から幅広く出題されている。
問題的には入試基本レベルの問題が多数であるため、難しくはない。
しかし、数値計算や文字式など手間のかかる問題が含まれているため時間的には楽ではない。
また、問題集や過去問では見かけないような出題がなされる年度もある。
その場合は設問中に誘導があるケースが多いので、うまく誘導に乗って解答するよう心がけよう。
計算問題をどれだけ手早くクリアできるかが勝負なので、日頃から時間を意識しながら計算問題の演習に取り組もう。
金沢医科大学の生物
金沢医科大学の生物は化学同様小問集合問題30問弱での構成。
解答は全問マーク式である。
難易度は標準レベル。
範囲的には生態系の分野も含む全範囲から幅広く出題される。
問題自体の難易度は高くはないが、解答方法にクセがあり受験生を悩ませる。
そのクセとは解答に「正しいものを3つ選べ」等の個数指定がなく、「正しいものをすべて選べ」「誤っているものをすべて選べ」など消去法で解答を導き出せない形式になっている事。
あいまいな記憶では正答を導くことは出来ないため、基本的知識に関しては確実に、正確に理解しておく事。
特に実験については正確に頭に入れておこう。
聖マリアンナ医科大学:不合格にならないための対策
このページでは聖マリアンナ医科大学の受験情報を掲載します。
聖マリアンナ医科大学の受験会場について
一次試験は五反田TOCビル13階での受験。
二次試験は聖マリアンナ医科大学本学校舎での受験となります。
聖マリアンナ医科大学の受験科目
聖マリアンナ医科大学の一次試験は英語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と二度の個人面接およびグループ面接となります。
個人面接・グループ面接ともに面接官は2人です。
また、私立医学部の中で面接が明確に点数化されているのは聖マリアンナ医科大学だけで、しかも配点も大きいため2次試験での逆転もかなりの頻度で起こります。
聖マリアンナ医科大学の数学
聖マリアンナ医科大学の数学は傾向がはっきりとしており対策自体は立てやすい。
出題は数列、微分積分、ベクトルが頻出であり、難易度も標準的である。
問題は大問4題構成となっている。
記述穴埋め式である。
本来であれば行列も頻出であったが、新課程では行列の履修がなくなるため、少々読みづらい部分もある。
そのため、2014年度に関しては上記の頻出分野に加え、二次関数、数と式、いろいろな関数と極限あたりまでを合格レベルまで引き上げる必要が出てくるだろう。
多少ひねりのある問題も出題されるが、難易度的にも問題量的にも充分完答が可能な問題である。
しかし、完答が可能という事は同時に合格点が高くなる事も意味するので、取れる問題は確実に点数に結びつける必要がある。
高得点を取るためには頻出範囲に関してはしっかりと基礎を固める事が必須であり、その上でケアレスミスをなくすために受験本番では見直しの時間を確保する事が重要となる。
そのためには微分積分で必要以上の時間を取られないよう、正確かつスピーディな計算力を養っておこう。
聖マリアンナ医科大学の英語
聖マリアンナ医科大学の英語はほぼ大問4題での構成。
記述マーク併用である。
大問2つは文法問題。
誤文指摘や空所補充などの文法的内容と同意語・反意語などの語彙力を問う出題が中心。
文法に関しては難易度は高くないが、知っていれば解ける、知らなければ解けない問題なので知識の抜け落ちが無いよう留意する事。
大半の問題は初見で解答が思い浮かぶレベルまで達していることが望ましい。
残りの大問2つは読解問題。
長文読解は分量も多く、語彙力がないと思わぬ読み違いをしてしまう事もある。
求められる解答も内容説明や和訳が中心となるため、論理的に読み進める事に慣れていないと前後の文脈とつながらない解答をしてしまう事になる。
多少自分のレベルよりも高く、くじけそうになるくらいの英文を、前後のつながりに注意しながら、細かく読み込んでいく訓練が効果的だ。
そうする事で知らない単語が出てきても前後の文脈や指示語から論理的に意味を推察する力が身についてくる。
聖マリアンナ医科大学の場合は速読力は問われない。
じっくり時間をかけて論理的に内容を判断する力を養おう。
聖マリアンナ医科大学の化学
聖マリアンナ医科大学の化学は年度ごとに大問数にバラつきがある。
解答形式は論述と記述穴埋め式。
出題の半数近くが用語や現象について2行~4行程度での論述を求める問題。
論述の訓練をしていない生徒にとってはかなりの難度である。
論述が多い分、他大医学部に比べると計算問題は少ない。
その為、聖マリアンナ医科大学の化学で合格点に届くかどうかは、論述にどこまで対応できるかが非常に大きなウェートを占める。
過去問や問題集等で化学の用語や事象、現象に関して2行程度で論述できるように訓練をしておこう。
聖マリアンナ医科大学の物理
聖マリアンナ医科大学の物理は小問集合問題が1題と大問4題での構成。
解答は記述穴埋め式。
難易度は標準的なものであるが、原子を除くほぼ全範囲から幅広く出題されるため、中途半端な学習では得点は望めない。
例年描画や記述問題の出題があるので、しっかり準備はしておきたい。
また、穴埋め問題で用語や法則の正確な理解を問う出題があるので、教科書をしっかり読み込んでおこう。
聖マリアンナ医科大学の生物
聖マリアンナ大学の生物は大問4~5題構成。
解答形式は記述穴埋め式+聖マリアンナ医科大学の特徴である論述が生物でも課される。
問題に関してはまんべんなく出題されるが、その中でも代謝・遺伝子・恒常性の出題が多い。
出題形式も計算、実験考察、論述による現象の説明など様々。
実験考察や現象の説明などをコンパクトに説明できるよう日頃から訓練を心掛けよう。
東海大学医学部:不合格にならないための対策
このページでは東海大学医学部の受験情報を掲載しています。
東海大学医学部の受験会場について
一次試験は五反田TOCビル本館での受験。
二次試験は東海大学伊勢原校舎での受験となります。
東海大学医学部の受験科目
東海大学医学部の一次試験は英語、3Bまでの数学、物理・化学・生物から1科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と10分程度の面接となります。
面接は面接官2人に受験生1人の個人面接です。
東海大学医学部の数学
東海大学の数学は数3Bまでの範囲で大問3問の構成となっている。
解答形式は記述式である。
東海大学の数学は非常に素直な問題であり、しっかりと数学を学んできた者にとってはとても取り組みやすいはずだ。
問1は小問が集合した問題であるが、いずれも受験の典型的問題。
問2、問3もセンター試験に似た誘導に乗る形で解答すれば良い問題である。
時間に追われるほどの分量でもないので、基礎的問題を確実に解くことが求められる。
しかし、医学部受験生が集う中で難易度が高くないという事は高得点の争いになる事を意味するため、ケアレスミスは絶対に避けなければならない。
解答形式が答えのみを空所に記述する形式なので、途中点をもらうことが出来ない。
正解か不正解、白黒はっきりしてしまうので、素早さよりも正確さを念頭に置き解答する事を心掛けよう。
東海大学医学部の英語
東海大学の英語は例年ほぼ同じ形式での出題。
文法の総合問題と長文1題、英文和訳と和文英訳という構成。
解答形式は英文和訳と和文英訳のみ記述で、その他はすべてマークシート形式である。
文法の総合問題はいずれも問題集等で何度も出てくる基礎的問題。
長文読解は内容、設問ともに易しい部類と言って差し支えないだろう。
差がつくのは当然、英訳と和訳という事になる。
英文和訳は短い英文の和訳だが、難易度的には高くない。
受験レベルの構文、単語をしっかり学んでいれば問題はないであろう。
和文英訳は短い日本語を英訳するものだが、日本語独特の言い回しを英訳するのはなかなかに難易度が高い。
日本語の言い回しをいかに英語に置き換えられるかの訓練が必要になろう。
東海大学医学部の化学
東海大学の化学は大問5~7題での構成。
解答は記述式である。
東海大学の化学は難易度的には標準レベル。
難問と言えるほどの問題はないため高得点獲得が必須となる。
いわゆる受験の頻出問題が中心であるので学習漏れがないよう日頃の勉強を進める事。
複雑と言えるほどではないが理論化学の計算問題は出題頻度が高いので正確な計算を心掛けよう。
ケアレスミスは命取りとなるので要注意。
東海大学医学部の物理
東海大学の物理は大問4題での構成。
解答は記述、マーク併用である。
原子分野を除く全範囲から幅広く出題されるが、大半の問題は難易度標準レベル。
当然、高得点の争いとなるが、力学や波動で難易度が高く見える問題の出題もあり、そこを落ち着いて切り抜けられるかで差がつく問題でもある。
まずは標準レベルの問題をしっかりと理解し、その上で過去問に取り掛かろう。
また、一見難易度の高く見える問題も正答への誘導がなされているので、誘導形式の問題に慣れておくことでコツをつかんでおくと良い。
東海大学医学部の生物
東海大学の生物は大問5題での構成。
解答は記述、マーク併用である。
東海大学の生物は私立医学部らしい問題ではなく、どちらかというと国公立の2次試験に近い。
特に実験考察の問題は問題自体の文章量も多く時間がかかる上に、解答も記述式である。
また他大学ではあまり見られない生態系や医学系問題の出題、植物に関する出題など受験生にとってはかなり負担の大きい問題であり。
東海大学の生物で基準点を取るためには、知識問題を確実に取る事。
そして、実験考察の問題も問題文の内容さえ理解できれば解ける設問になっているので、実験考察に関する土台を強固なものにしておく事。
その為には、結果から考察の仕方を考える練習をしておくと効果的である。
昭和大学医学部:不合格にならないための対策
このページでは昭和大学医学部の受験情報を掲載しています。
昭和大学医学部の受験会場について
一次試験は五反田TOCビルでの受験。
二次試験は昭和大学旗の台キャンパスでの受験となります。
昭和大学医学部の受験科目
昭和大学の一次試験は外国語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と10分程度の面接となります。
面接は面接官2人に受験生1人の個人面接です。
面接は小論文終了後に行われ、直前にアンケート記入有。
アンケートを見ながらの面接になるようです。
昭和大学医学部の数学
昭和大学の数学は数3Cまでの範囲で大問2題+小問群2題の構成となっている。
記述式である。
難易度的には易しいとまでは言えないが受験数学の典型問題が中心なので、問題集等で演習を重ね、標準問題を穴が無い状態まで仕上げておけばよいだろう。
英語と合わせて140分という特異な受験形式に戸惑わない事が重要だ。
問題の難易度は高くないが問題量自体は多いので、英語で時間を稼いでおこう。
昭和大学医学部の英語
昭和大学の英語は例年大問2~4題に収まるがこれといった形式はない。
マークと記述の併用式である。
問題形式に傾向はないものの、昭和大学の英語は難易度的に高くはない。
医学部受験をするに恥ずかしくないだけの勉強をしていれば問題はないレベルだ。
ただし、一昨年まではアクセントや発音なども問われていたのでおろそかにしない事。
むしろ英語の難易度よりも、140分の時間の中で英語とともに受験しなければいけない数学の時間をここで稼げるかが重要だ。
英語は高得点かつ時間をかけずに乗り切れるかどうかが昭和大学合格の肝だ。
昭和大学医学部の化学
昭和大学の化学は大問5~7題での構成。
解答は記述式である。
昭和大学の化学では理論の計算が頻出。
また、無機・有機の分野でも計算を含む出題がある。
しかし、計算問題自体は難易度が高いわけでもなく典型的な問題が多い。
注意すべきは穴埋め問題。
知識問題だがマーク式ではないので、しっかり知識としてアウトプット出来るようになっていなければならない。
細かい知識を要求する問題もあるので、幅広く知識を吸収しておこう。
また、現役生には厳しい問題も含まれているので出来ない問題に気を取られすぎる必要はない。
そういうものなんだと気にせず次の問題へと移ろう。
昭和大学医学部の物理
昭和大学の物理は大問4~5題での構成。
解答は記述式である。
例年原子分野を除く4分野から1題ずつ出題という問題形式。
多くの問題は典型的な問題だが、毎年必ず見慣れない形式の問題が含まれており受験生を焦らせる。
こうした問題は自分だけではなく、他の受験生も焦っているので落ち着いて出題の意図を読み取ろう。
また図を描画させる問題も頻出なので、労を惜しまず手で書く訓練をしておこう。
基本的には一部の見覚えのない問題と多くの基本問題という出題。
範囲が広いので標準レベルの問題集くらいはしっかりと穴なく仕上げておこう。
昭和大学医学部の生物
昭和大学の生物は大問2~4題での構成。
解答は記述式と私立医学部としては珍しい論述問題もある。
昭和大学といえばなんといっても生物である。
高校の学習範囲を超えた内容~最新の医療知識まで非常に難しい設問が含まれる。
そして20~40字程度の文字数で実験や事象に対する論述が課されるのも特徴だ。
うわべの知識だけでなく、解答用紙に表現できるくらいの理解が求められる。
昭和大学の生物は難しいと知りつつも、あえて好きな生物で勝負する生徒も多い。
物理選択と生物選択は半々で合格するので難しくともあきらめずに答案を完成させよう。
まずは解ける問題を確実に点数に結び付ける事が重要だ。
昭和らしい難問に関しては周りもほとんど解けないものと思い、冷静に進めていこう。
また、生物は以前のように大量の空所補充問題は出題されなくなったので、知識的に浪人生に劣る現役生にとっては追い風となるだろう。
獨協医科大学:不合格にならないための対策
このページでは獨協医科大学の受験情報を掲載しています。
獨協医科大学の受験会場について
一次試験、二次試験ともに獨協医科大学での受験となります。
他会場は設けられていないので、受験の際は注意が必要です。
獨協医科大学の受験科目
獨協医科大学の一次試験は外国語、3Cまでの数学、物理・化学・生物から2科目選択の理科で行われます。
二次試験は小論文と10分程度の面接となります。
面接は面接官3人に受験生1人の個人面接です。
獨協医科大学の数学
獨協医科大学の数学は数3Cまでの範囲で大問5問の構成となっている。
マーク式である。
難易度的には基本問題中心なので難しいものではないが、問題数が多いため時間的には楽ではない。
また、マーク式特有の「与えられた条件に乗って解答を進めなければならない誘導式」に慣れておかないと厳しい時間がさらに厳しくなる。
ただし、誘導がかなり親切なので、誘導式に慣れてさえおけば問題はないだろう。
範囲的には全般に及ぶので穴がないよう勉強を進めておく事。
獨協医科大学の数学は高得点をとって当たり前の内容。
数学でライバルに差をつける事が難しいため、数学が得意である事が大きなメリットにはならないので要注意。
獨協医科大学の英語
獨協医科大学の英語は長文2題、文法問題、語句整序の3本柱での構成。
問題数は長文読解が30問、文法問題、語句整序が各10問で合計50問。
マークシート式である。
獨協医科大学の英語の特徴は問題量の多さ。
50問を70分で解答しなければいけない上、近年は長文化も進んでおり受験生の負担は増している。
70分という制限時間の中でどれだけの問題を解答できるかが勝負の分かれ目になる。
全問解答は難しいと腹をくくって、時間の掛かる問題は切り捨てる割り切りが必要だ。
問題自体は難易度も高くなく標準的。
特に文法問題、語句整序は日本語での設問なので取り組みやすい。
確実に得点に結び付けよう。
長文2題のうち1題は超長文と言ってよいほど分量が多い。
当然、見たこともない単語が数多く登場するので、文脈から単語の意味を推理する訓練が必要だ。
獨協医科大学の英語に必要なのは速読力と基本的な文法問題を手早く正確に解く能力。
以上2点を念頭に学習を進めよう。
獨協医科大学の化学
獨協医科大学の化学は大問5題構成。
解答はマーク式である。
問題自体は受験の定番と言える問題ばかりだが、多数の計算問題を含み、問題数も多いので時間的に易しいとは言えない。
求められる能力は標準問題を手早く解いていくスピード。
問題的には特筆すべき難問は無いので、教科書レベルの知識を習得したら演習に取り掛かろう。
演習を数多く重ねる事で問題を見た瞬間、条件反射的に解答が出せる状態に持っていくことが獨協医科大学化学の対策に他ならない。
特に頻出の理論は、計算問題に時間を取られ過ぎないようしっかり演習を重ねておこう。
獨協医科大学の物理
獨協医科大学の物理は大問5題での構成。
解答はマークシート式である。
原子分野を除く力学、電磁気、熱力学、波動の全分野から幅広く出題される。
問題の難易度自体は基本レベルといって差し支えないが、他の理科科目同様に問題数が多く、時間的には楽ではない。
また、設問に一ひねりあるケースが多く、慣れていないと少し戸惑ってしまうかもしれない。
時間配分を考えて、詰まる問題で考え込まず、解ける問題から解いていく習慣を日頃の勉強や模試などの機会に養っておこう。
獨協医科大学の生物
獨協医科大学の生物は大問5題での構成。
解答はマーク式である。
生態系分野の出題がほとんど無いかわりに、他分野は広範囲に問われる。
また、一つの分野を掘り下げた問題というよりは、いくつかの分野にまたがった出題が多く、その形式に慣れていないと苦労するだろう。
グラフ問題は図説に載っていないようなグラフが出る事もあるので、グラフのどの部分に着目すべきか判断できるよう演習を重ねておく事。
計算や正誤問題は時間を取られやすいので、作図や計算を手早くこなせるように日頃から鍛錬しておこう。
他の理科系科目同様、生物も問題量が多く、時間配分には苦労するだろう。